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よこぐもスツール

どこに置いても大丈夫。小振りなスツールです。

キッチン、リビング、ダイニング、そして玄関。腰掛けがあるといいなと思う所は結構あります。広いとは言えない我が家でも小振りなスツールならいくつあっても大丈夫。数えてみたら、色々な形や高さのスツールが8脚もありました。皆役に立っています。スツールは腰をかける以外にちょっとものを置くのに都合がよくて、椅子ほど場所を取らないので重宝します。また高さも色々と作れるので、作業する場所に合わせてちょうどいいものを見つけることができます。

スツールが好きでいくつも作ってきましたが、あるとき「最小限で基本の形、3本脚のスツールが作りたい!」と思いました。思い出す度にスケッチをしてきました。シンプルなスツールです、画に描いたような形ですから細部をどうするのかが大事です。2年くらいは考えていたかもしれません。

脚の形をどうするかで随分と考えました。手元にある本や資料を見返して先人がどのような選択をしてきたのかをあらためて勉強してみました。それぞれの考え方、結論を自分なりに解釈し、理解しました。

座を作り、微妙に違う脚をいくつか作って試作を重ね、納得の形になりました。

神楽坂に「よこぐも」というお店があります。くらしの智恵と道具を扱っています。店主は友人なのですが、数年前に新店舗を開きました。ちょうどその時スツールの試作中だったので、出来上がったものをお祝いとしてプレゼントすることにしました。

座り心地も考えながら、できるだけ小さくまとめました。控えめなスツールです。

いつも静かにそばにいてくれます。

よこぐもスツール
サイズ:幅30×奥行き30×高さ49cm (座径24cm)
タモ材 オイル仕上げ

価格:68,000円 (税込み:73,440円)
梱包送料を含みます

■予約受付中です

  • 制作時期 5月中旬~末
  • お届け時期 6月初旬~中旬

制作予定数:4脚


 Thoughts & sights / 憧れのスツール

木工を勉強していた学校で家具史の時間がありました。この時多くのことを学びましたが、忘れられないスツールがあります。Wharton Esherick(ウォートン・エシュリック)の作った一連のスツールです。彼はアメリカ工房家具の祖といわれています。家具は複数の職人で作り出すものだったのですが、ひとりのアーティストが自由に家具づくりをするというスタイルを彼が始めたのでした。

彼は直線、直角を好まず、有機的な形のものを生み出していきました。スツールも木の葉のような形の薄い座に繊細な脚と貫(補強桟)という構成です。このスツールに影響を受け、写しを作っている作家も多くいます。僕もいつか試してみたいと思っていました。本当の意味での写しが作れるようになるには時間と経験がいります。もうそろそろいいかなと思い、スケッチをしていました。彼のスツールの姿、オーラ?は特別なのです。

その後とてもシンプルな古い金属製のスツールを見た時に「これもいいな」と思いました。金属ですから脚も貫もとても細く、繊細です。座も小さく、何か理由があったのかなと思うほどでした。

いざ3本脚のスツールを作ろうと思ったら、この二つのスツールの形が混じり合っていました。小振りで最小限なボリューム、交差する3本の貫の構造。これを基本としています。貫の入れ方はいくつかパターンありますが、交差させる作り方にはコツがあり、手作業になります。とても手間がかかりますが、どのように座っても足かけにできる良さがありますし、構造的にはもっとも強いでしょう。ですから敢えてこの構造にしています。もちろんエシュリックの選んだ構造、考え方を踏襲したいという思いもあります。

静かなスツールが出来上がりました。この1脚にやっとたどり着けたなあと思いました。

さて、エシュリックの写し(inspired)というテーマ・・これは僕も楽しみです。もう少ししたらやってみようと思います。どうなることでしょう。


神楽坂にある「よこぐも」、とても素敵なお店です。ほっこりします。店主の選んだ素材感のある小物たちが並んでいます。よこぐもスツールもどこかにいます。是非お立ち寄りください。

くらしの智恵と道具 よこぐも